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耳鳴りで聞えにくい

耳鳴りの原因と解消?

耳鳴りは、年齢や大きな音が原因で発症するとされています。 突発的な耳鳴りなら数日で終息しそのまま収まることもあります。 耳の奥にこびり付いた「キーン」という音が、数日も続くようならば、 もう(経験上)完全に消し去ることは難しいでしょう。
「バン!」という、突発音などがきっかけで患ことも多いですが、 原因はそればかりではありません。 例えばですが、口にしてる食べ物が一因という事例もあります。 めまいを引き起こすこともあります。そんな耳鳴りのお話です。

耳鳴りという症状って?

耳鳴りが進んでいけばやがては難聴へと悪化してしまう危険性があります。 最初は気にならないちょっとした耳鳴りであったはずが、放っておいて常態化し、 耳の「キーン」が取れにくくなるのです。 もしもいまも耳鳴りを感じているならば、早いうちに耳鼻科で治療を受けてください。

耳鳴りの音は、生活の中には存在してません。音源が身体の外のどこかにあるわけでなく、 自分の中から湧いてくる自分だけの不興音が正体だからです。 そんな耳鳴りには以下のような特徴があります。

・本人にしか聞こえない
・慢性的に起こっている
・耳鳴りの原因となっている病気がない、または分からない

耳鳴りというのは、体の中のどこで起こっているのでしょう。 そして、どのような理由で起きるのでしょう。 へんな言い方ですが。実はこれ、医学の世界でもあまり分かっていないのです。 分からないけど、耳鳴りはするし苦しんでいる人はいるのです。 そして耳鳴りは、年齢が進むほどに自覚する人が増えていきます。 発端となる原因はさまざまです。さほど気にならない軽度の症状だったのが、やがて常態化していって、 やがて頭や耳の中で「じーん」「キーン」と いった音から解放されなくなっていくのです。

● 耳鳴りが悪化する

耳鳴りは長期化すると、悪化していく傾向があります。

音の聞えを制御しているのは「聴覚野」ですが、悪化するしくみには別の脳の働きが関係しています。 脳は、異なった働きを持ついくつかの領域に分かれていますが、耳鳴り悪化に大きな影響を持つのは、 「苦痛を感じる脳」の働きがあるという考えがあります。 苦痛を感じる脳とは感情を司る「海馬」部分のこと。強烈なトラウマがあると縮小するという報告もあり、 自律神経系とも密接な関係があります。この働きが強まると、自律神経のアンバランスが生じて、 不眠や動悸、冷や汗などの症状がみられることもあります。

不安感 「このまま耳鳴りが治らないのではないか?」
確認行動「耳鳴りがしていることを気にして確かめる」
思い込み「脳の重大な病気の兆候かも知れない?」

このような行動や思い違いによってマイナスの働きが強まり、難聴が悪化していくというのです。 また、直接的な不安でけでなく、イライラや怒りの感情、仕事のトラブルや人間関係の悩みといった 日常のストレスも「苦痛を感じる脳」の働きを強めてしまうことがあります。

治療の方法は?

耳鳴りを治す、または緩和したい。そのためにさまざまな治療方法が、考えられています。 病院による治療もあれば、民間療法として伝え編み出されたやり方もあります。

● 病院による治療

耳鳴りを治そうと病院へ行った場合。病状によって、次のような治療がほどこされます。

・原因療法
・耳鳴りの抑圧療法
・心理療法

「原因療法」というのは、耳鳴りの原因がはっきりとしている時に行う治療法です。 言い方はおかしいですけど、いわゆる「普通の治療」のことです。 その耳鳴りの原因が中耳炎であれば、中耳炎の治療をします。メニエール病ならメニエール病の、 突発性難聴が原因ならば突発性難聴の。という具合に、それぞれの治療を行います。 ただし、中耳炎が治ったからといって、耳鳴りも一緒に消えるとは限りません。

「耳鳴りの抑圧治療」は、耳鳴りを色々な方法で封じ込めることで、 耳鳴りを意識しないように持って行く方法です。 手段は複数あります。安定剤や鎮静剤、抗けいれん剤、漢方薬を用いる方法や、 ステロイドホルモン剤を耳(鼓室内)へ注入し、耳鳴りを抑制する方法があります。

雑音で耳鳴りを遮蔽する「マスカー療法」は、音響療法とも呼ばれて、 音を使って治療を行います。耳鳴りは、周囲が静か過ぎても収まらないものです。 静寂は、耳そのものには良いのですが、耳鳴りはかえって気になります。 適度な音楽を流して、耳鳴りが気にならない状態を作り出し、収束へと向かわせる治療です。 補聴器を使った同様の治療もあります。騒音もどきの微かなノイズをあえて流すのです。

「心理療法」とは、心を落ち着かせて治す方法です。 耳鳴りは、イライラしたりストレスを多く受けたりしたときに強く感じるます。 楽しいことをしているときや他のことに集中しているときには、案外気にならないものです。 そこで、医師や心理療法士の指導で自律神経を整えるのが、「心理療法」です。 カウンセリングで、耳鳴りの背景となるストレスや耳鳴りそのものの不安を減らす治療法もあります。

TRT療法:

「TRT療法」は、「音響療法」と「心理療法」とを合わせた治療法です。 耳鳴りがあっても、それを意識しなければよいのでは? というのがこのTRTの考え方です。 耳鳴りの音をなくしてしまうのではなく、耳鳴りを意識しないように「順応」させるという治療法です。

日常生活において、冷蔵庫やエアコンの音は、それほど気になることはありません。 夜になれば、気になることがある程度でしょう。しかしこれらの音はいつでも、耳の中に聞えています。 本当は音が届いているのに気にならないことが多い。 聞こうと意識すれば聞こえる音が、なぜ聞えていないかというと、 脳が音を無視してしまっているのからです。

耳鳴りについても同じです。意識することを止めれば 聞えなくなる、という理窟ですね。TRTはこの原理を利用したものです。 TRTが成功れば、耳鳴りが気にならなくなるといいます。

療法の一種ですが、耳鳴りを持つ人は長い時間の中で無意識に実行している方法だと思われます。 HP管理者もしぶとい耳鳴り持ちですが、意識せずに無視してやり過ごしてます。

民間療法での治療

病院へ行けば、時間もお金もかかります。しかも必ず治るとは限りません。 そうであるなら、なるべく病院へ行かずに、自宅で耳鳴りを治そうと思うのは当然でしょう。 自力で、改善するには、次のようなやり方があります。

・蒸しタオル療法
皮膚にを加えると、その刺激によって、凝りや血行が改善されるものです。 耳に関しても機能がアップするので、耳鳴りも改善するというやり方です。

・ツボ療法
首や耳の後ろ、頭の上、足の裏など。耳鳴りなどの不快症状に、効果のあるされるツボを押すことで、 症状が緩和します。

・血管マッサージ療法
流れの悪かった血流を改善すれば、血液が耳全体の細胞に行き渡って、聴覚の機能を回復するはずです。 「蒸しタオル」と同じ考え方です。

・ビタミンB群が耳に効く
ビタミンB1などのビタミンB群は、さまざまな作用で、耳に働きかけます。 B12は、末梢神経の代謝を促す作用で、耳鳴り・難聴・めまいを予防・改善します。 B1は、脳の働きの低下も防いでくれます。B2は疲労や老化の原因を除去、B6は免疫力を強化します。

・ウォーキングが効果を発揮
適度に歩くことで、疲労回復とストレス解消の効果があります。 適度に疲れることで、よい睡眠が促されるのでそれがまた、耳鳴りの改善につながります。 心の病気が関連した耳鳴り場合にも、大きな効果が期待できます。

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