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顔に何が吹き出物が

赤いブツブツの原因って?

顔にブツブツができる病気といえば。 すぐ思い浮かぶのが、代表的といっていい「はしか」「風疹」などですが、 それだけではありません。 よくある顔ニキビは、思春期から大人特有の症状。 また全身に広がる怖いケースには「皮膚ガン」があります。 原因が分からないブツブツも多いので、赤いブツブツの発症には注意が必要です。

ニキビかも?

ニキビとは、皮膚に生じる炎症性疾患です。とくに顔・胸・背に見られるものは、 医学的に尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれます。 よくいう「ニキビ」という言い方は一般に、思春期の顔面に発生するものを指しており、 それ時期以外のものは「吹き出物」という扱いになります。 ニュアンスが違いますね。若者の特権という正当性が失われると、 なにか汚らしさがアップしたような錯覚に襲われます。 ニキビが出るのは若い証し。そう思うと感慨深いものがあります。 とはいえ、思秋期ののニキビはシツコイ。正しく処理しないと症状が重くなります。

顔のブツブツの色としては、黒・白・赤とがあり、もっとも深刻なのが赤色の症状です。 皮脂を分泌する毛穴が詰まると、ニキビの始まります。 詰まった毛穴の中に、乾いた皮脂や角質がたまったのがニキビです。 毛穴が開いて中身が見えているのが「黒ニキビ」で、毛穴が閉じている状態を 「白ニキビ」と呼ばれてます。 ここで収まればいいのですが、さらに症状が進んだものが「赤ニキビ」。ニキビの最終形といえます。

黒や白のニキビから赤いニキビを作り出している元凶は、皮膚常在菌の アクネ桿菌です。 アクネ桿菌は、詰まった毛穴の中で皮脂を栄養として増殖する菌。 雑菌の分泌物の影響を受けた皮脂が酸化され、 その結果、炎症が起きて赤くなったり、膿がたまって黄色い部分ができるのが特徴です。

思春期に発生するニキビは、テストステロンの分泌量移行に対する反応であることが多いです。 テストステロンは男性ホルモンの一種。精神的なストレスや、身体的なストレスで量が増えます。 分泌が増えると、脂腺が刺激されて皮脂が過剰に分泌されます。思春期にも分泌が増大するのです。

年齢以外の原因としては、化粧品やストレス、食生活などがあります。 化粧品は、毛穴を詰まらせて症状を悪化させます。よくよく考えて選びましょう。

○ ニキビの治療

患部を日に1〜2回せっけんで洗うのが、治療法として一般的です。 抗菌せっけんや、スクラブ入りせっけんの使用はやめるべき。皮膚を刺激し悪化させる恐れがありますし、 皮膚常在菌と一緒に、肌に有用な菌も一緒に流してしまいます。

赤ニキビを治療して完治させるのは、より難しくなります。抗酸化物質を縫ったり、アクネ菌を殺菌したり、 厚くなった角質を正常化させることでじっくりと治していきます。 それで炎症が治まっても、痕が残ることがあります。

できれば、赤くなる前に治してしまう方がいいですね。

そのほかの発疹や斑点

・尋常性白斑
皮膚が、白く色が抜けて見える「脱色素斑」になる病気です。

形のバラバラな、白い脱色素斑がでます。全身の皮膚におこれば「汎発型」、体の節におこれば、 「分節型」といいます。あらゆる部位に現れますが、顔面から頸部、手足に多くでます。 慢性化しやすく、治療をしても直ぐに効果が現れにくい病気です。
遺伝的素因が関連していると考えられていますが、原因は不明です。

・帯状疱疹
痛みのある水疱や、びらん、紅斑が、帯を成すように現れます。 先に、痛みだけがあらわれることがあるため、頭痛や肋間神経痛などと間違われたりします。 逆に、皮膚の症状が先に起こり、なかなか痛みがでないこともあります。

帯の長さは、1つの神経支配領域を顕してます。神経支配領域とは、身体の中での、それぞれの神経の範囲のこと。 たとえば「三叉神経の第2枝」は、目の下−頬−上唇−上顎の口腔内の知覚。 三叉神経3枝は、下顎の歯、下顎、下唇、頬、オトガイ、頬粘膜、舌の前2/3の感覚を司ってます。

帯状疱疹が、前額部(三叉神経第1枝)に起こると、まぶたが腫れて眼が開かなくなることもあります。 皮膚の症状は2〜3週間でよくなりますが、適切な治療を受けないと、辛い痛みが長く続くことがあり、 日常生活に支障がでます。

よくある原因としては、疲れや全身の病気です。病気などで免疫が低下すると、 もともと神経根に存在していた、水ぼうそうのウイルスが活性化されて、病気になるのです。 帯状疱疹は、「からだを休めなさい」というシグナルかもしれません。

・光線過敏症
いわゆる日光アレルギーのことです。 普通ならば何でもないような光にあたっただけで、皮膚に異常な症状がでる総称です。 光線過敏症には2つあります。光線に当たらなければ状態が起こらないタイプ。別の原因の病気が光線に当たることで、誘発されたり悪化したりするタイプです。

前者は、年令によって現れる症状が変化していきます。ここでは、子供の時期から発症しやすい症状をお話します(後者は病期によって異なるので一概にいえず説明を省きます)。

色素性乾皮症
幼児から青年期にかけて発症する光線過敏症です。 ほんのちょっとの日光でもひどい日焼けをするなら、色素性乾皮症A群である可能性があります。 紫外線防御をしないで何度も日焼けを繰り返していると、シミがどんどん増えていきます。 酷くなると、10〜20代でのうちに顔などに皮膚癌が出ることがあります。

色素性乾皮症バリアント
目立った日焼けはしなくても、小学生頃までにそばかすがどんどん濃くなるケース。これは、色素性乾皮症バリアントである可能性があります。問題は、普通のそばかすとの区別が難しいこと。でも、そばかすは優性遺伝なので、親子揃ってソバカスが濃いならば、遺伝的なソバカスでしょう。そうでないなら、医者に診てもらう必用があります。

骨髄性プロトポルフィリン症
日に当たるとヒリヒリした灼熱感して、皮膚が赤く腫れることを繰り返す病期です。 紫外線ではなく可視光線に反応するので、帽子や衣類や手袋などによっての防御が効きます。 重度になると肝障害を起こすことがありますが、ちょっとした心構え(ヒリヒリしだしたらすぐに屋内に入るなど)で普通の生活を送りことができます。 発症は、3〜6歳頃から。親や兄弟姉妹にも同じ病気であることがあります。

顔ダニ
人間をはじめとした哺乳類の肌に寄生するダニです。ニキビダニ、毛包虫とも言われます。 どんな人の肌にも寄生しており、普通は悪影響はありません。それどころか、人間の肌から分泌される皮脂をエサとするので、皮脂の量のバランスを保ってくれる効果があります。
何らかの理由で増殖すると、肌に悪い影響を与えることがあります。ニキビ・乾燥肌・老化・カユミ・アレルギーのほか、顔に赤みをさしたりもします。顔ダニは夜行性なので、症状は朝におこります。

発疹がでる病気はそのほかにもあります。

 日光角化症
 サルコイドーシス
 乳房外パジェット病
 薬疹
 尋常性乾癬

日光角化症
日光角化症は、皮膚癌の前癌病変のことです。つまりガン予備軍ですね。 主な形状は2つ。平らな赤い斑点が現れて鱗のようなカサついたかさぶたできる「紅斑型」。ほぼ平らな褐色の斑点がまだらに生じる「色素沈着型」。ともにサイズは数mmから1cmです。角化が強くなると、かさぶたのような白いものが付着していることもあります。中高年層の、顔面や頭部、腕などに多くみられます。 かゆみや痛みのような自覚症状がないため放置されがちですが、有棘細胞癌という皮膚癌に移行することがあります。

また、機会をみて、追加していきますね。

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