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耳が痛い

耳の病気でなくても耳は痛くなる?

耳が痛くなるケースには、大きく2つ種類があります。 1に、耳そのものが異常を起こして痛くなる場合。 2に、耳以外の部分の痛みが広がって耳付近で痛みを感じる場合。この2つです。 前者は耳そのものが原因ですが、 いっぽう後者は、ノドやアゴといった近接する部位の病気が、 耳が痛む原因となります。

いつもの日常で、耳が痛いのは?

耳に痛みを感じる主な原因は 日常の障害病気 です。 耳かきなどで内部を傷つけたり急激な気圧変化や寒暖の差などで、 普通の日常生活の中で痛くなってしまうのが「日常の障害」。 いっぽう、外耳・内耳・中耳の炎症や副鼻腔炎のように鼻の異常からくるもの、アゴの炎症、 歯の炎症からくるものなどが、病気での障害です。

・寒さ
風が強い寒い日に外に出ると、耳がピリピリ痛んだり、ちぎれるような不快さを感じたりします。 身体は、冷たくなるほどに、血液・体液の循環が悪くなるものです。耳は露出していることが多い箇所。 寒くて耳が痛むのは、耳の血行が悪くなることが原因です。 指先や足先と同様で末端ゆえ真っ先に血液が滞るのです。

・気圧変化
通常、耳の中の気圧は、外の気圧と同じ状態に保たれています。 しかし、急激に外の気圧が変わったりすると、耳の気圧は変化についていけずに、 内外に気圧差が生じます。たとえば、飛行機の着陸時やスキューバダイビング、 エレベーターの急下降時のときなどですね。こうした気圧差によって鼓膜が内側に押し出されれ、 痛みを感じるのです。

・内部をいじる
耳掃除をするなどのとき、つい耳道を傷つけてしまって、痛めてしてしまうことがあります。 他に、虫や水などが入ってしまうことで炎症を起こし耳が痛むということもあります。

よくある耳の痛みの病気

耳が痛くなる原因は、外耳、内耳、中耳の炎症や副鼻腔炎のように鼻の異常からくるもの、 アゴの炎症、歯の炎症からくるものなどがあります。

耳の異常で痛みを感じる病気としては、耳管狭窄症、中耳炎、外耳(道)炎があげられます。 また、咽頭炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)では三叉神経痛を引き起こすことがあります。 顎関節症では痛みが耳にまで広がることもあります。 その他、耳性帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)では、耳に強い痛みをともなう水ぶくれができます。

それぞれについて、カンタンですが、お話しますね。

● 中耳炎

鼓膜の内側にある中耳に炎症が起きる、乳幼児が、かかりやすい病気です。 子どもの耳管は、大人に比べて太く短いために細菌が入りやすく急性中耳炎になるのです。 とくに6カ月〜2歳児に、よく起こります。

原因となるのは、肺炎球菌やインフルエンザ菌など。細菌・ウイルス感染症、鼻副鼻腔炎、 咽頭炎などの上気道感染症に続いて、上咽頭から耳管を経由して、中耳へと炎症が及びます。

症状としては、耳痛や耳だれ、発熱、耳閉感など。小さな子どもでは、 発熱のみで痛みが伴わないこともあります。子どもが病気になると、小児科に連れて行きます。 耳を気にしている様子があるなら、耳鼻咽喉科専門医を受診が望ましいですね。

「細菌だけでなく、ウイルスの感染もあるのでは?」と最近では考えられています。 また、これまでの薬が効かない「肺炎球菌」「耐性インフルエンザ菌」による中耳炎も急増しています。 薬が効かないと、症状が重症化したり、長引くことがあります。 できれば、中耳炎になる前に治すのがベター。初期の治療が大切です。

● 慢性中耳炎

鼓膜に穴が開いて慢性的な炎症が起こる事で、内耳の粘膜が厚くなり、耳垂れや難聴のような症状がでます。

急性中耳炎がひどくなると、鼓膜に穴があき、中にある膿が出できます。 実はこれ、耳の機能のひとつです。「自然排膿(しぜんはいのう)」と言われる仕組みであり、 膿を出して炎症を治そうとする結果、鼓膜を壊してしまうのです。

通常、この時にあいた穴は自然に閉じます。しかい、中耳炎を繰り返したり、 治り方が不十分だったりすると、穴が閉じなくなって、「慢性(化膿性)中耳炎」になります。

症状としては、鼓膜にできた穴(穿孔という)から細菌が入ることで、うみが出てきたり、 じくじくしたりします。この膿は「耳だれ」と呼ばれます。鼓膜に穴が開くために、伝音難聴が生じます。 鼓膜穿孔が小さい時の難聴は軽度ですが、鼓膜穿孔が大きくなり感染が続くと、 その影響が内耳(耳のなかの神経)にも及んで感音難聴や耳鳴りを引き起こします。 ここまでくると、かなり聞え方が悪くなってます。

● 外耳道炎

外耳の皮膚が細菌に感染することでおこるのが「外耳道炎」です。 症状は、かゆみ、痛み、灼熱感、耳だれなどです。耳閉感や耳鳴り、難聴をおこすことがありますが、 ほとんどの場合、炎症がおさまればこれらの症状も消えます。

最初はかゆみだったのが、痛みへ変化していきます。腫れが広がるにともなって、傷みはひどくなります。 進行すると、耳の痛みがある方への寝返りが、打てなくなり、さらには、 口を開けるだけでも痛みを伴うようになります。

外耳道炎になるきっかけは、外耳道の傷です。耳かきや爪で、不意に外耳道に傷をつけてしまうことで、 炎症が広がります。炎症が軽いのなら、1〜2日で自然に治ります。 なかなか軽快しないときは、耳鼻科を受診してください。もしも外耳道炎を繰り返すのなら、 身体そのものが、なにかの病気(糖尿病、免疫疾患など)にかかっている可能性があります。

ほかにもある耳の痛み

耳が痛くなる原因は、耳そのものだけでなく、その周囲の病気の影響を受けています。 耳に異物が入る「外耳道異物」などは、直接の原因ですが、虫歯など、 離れているような部位の影響でも耳が痛くなります。

 外耳道真珠腫
 先天性耳瘻孔
 急性副鼻腔炎
 顎関節症
 顎関節脱臼
 虫歯
 歯槽膿漏

「そのうち治るから」と我慢しないで、早めに病院での診断してもらうことが、肝心ですね。

外耳道真珠腫
外耳道とは耳の穴のこと。外耳道におこる炎症は外耳道炎でしたら、耳垢が異常に多くなって外耳道の骨を破壊するのが、外耳道真珠腫。耳が塞がったような違和感があります。耳垢だけでな、く外傷や炎症などが原因で、耳の痛みや、耳だれ、耳あかも多くなります。

外耳や中耳ではなく、耳の穴の入口辺りにデキモノができて痛くなることがあります。赤かったり米粒大 だったり。耳の病気というよりオデキがたまたま耳にできたわけです。 無理に潰すと膿んでしまうことがあるので、病院での治療をオススメします

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