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顔が赤いとき

顔が赤いのは体質?

顔が赤くなるのはどういった理由からでしょう。 説明するには複雑なのですが、大きくわければ2つ絞ることができます。 一つは体質。もう一つが病気です。 ちょっとした運動で顔が赤くなったり、冬季の暖房などですぐにのぼせて、 耳まで赤くなるのが「体質」です。 こうした人はたいてい、綺麗な色白の肌をしています。 いっぽう、はっきりした原因がないのに赤くなるのなら、 「病気」という可能性がでてきます。

色白な肌

透けるほどに白い肌。これを言い換えれば「きれいな肌」です。 男性は思わず振り返るでしょうし、女性にとってはうらやましい肌ではないでしょうか。 美肌の象徴である「白い肌」ですが、体質的に異常に白い人は、 体内に変化が起こると、直ぐに肌が赤くなってみえます。 肌が透き通っているために、中を通っている血管の状態がより目立つのです。

鏡をみるだけで血色変化が分かるので、健康状態がつかみやすい点では良い肌だといえます。 色白肌の持ち主は、子供のうちは「可愛いい」「白い肌」ともてはやされます。 やんちゃな子供のうちはそれでも良いのですが、大人になると困ることもあります。 すぐに真っ赤になる体質から本心がばれてしまいやすいのです。 大人ならではの、恥ずかしい思いをするかもしれません。

肌が赤くなるとき。医学的なメカニズムとしては、主に肝の働きの高ぶりであるとされてます。 自律神経の交感神経が高ぶることで顔面に血液と熱が集まり、顔が赤くなるのです。
肌が赤くなるのは、交感神経が高ぶるからで、適度なら健康である証でもあります。 赤くならない方法こそ存在しません。 顔が赤くなるのが嫌で、どうしても避けたいと望むのなら、 緊張しないとか、興奮しないようにするしかない。 つまりは、慣れてしまうよりほかはありません。

自分で肌を削ってしまっている

元々は普通の皮膚だった人が、後天的に薄くなってしまうこともあります。 赤ら顔になってしまう人は、気付かないうちに、 自分で皮膚を削ってしまっている可能性が高いのです。 原因は、日頃の洗顔やマッサージ、ピーリングなどです。

強くこすって肌を削ってしまったり、肌に刺激の強い成分が入っている化粧品の影響で薄くなることもあります。後者の典型は「ビニール肌」。過度のケアにより角質層がはがれ、その下の顆粒層がむき出しになってしまった肌です。 薄くなりやすい部位は頬や鼻。出っ張っている部分なので、摩擦や紫外線による刺激を受けやすいのです。

化粧品のせいで荒れた肌なのでクリームや乳液によるケアは怖いかもしれません。そこでオススメなのが東洋的な解決(日本人でよかったと思います)です。 要は、ツボを刺激して赤さを止めるのです。赤ら顔のツボは行間といいます。 読みかたは「ぎょうかん」ではなく「こうかん」です。

行間は、足の親指と人差し指の間のあたりをいいます。指間の水かき部分の、赤と白色の中央の甲側の赤白肉際です。 ちなみに、赤と白色というのは足の表と裏の境目にあたります。痛い方のみ指圧を施します。

 ・ 5秒の間軽く押して、2秒間放します。
 ・ 3〜5分繰り返します。
 ・ 一日に2回(朝と晩)指圧してください

カンタンですね。たったこれだけですが、これで改善する人もいます。 「顔が赤い」以外の症状がないのなら、体質の可能性が高いです。 そういう人は、ぜひ試してみてみださい。

■ いわゆる赤ら顔の原因は?

赤ら顔の原因になるのは 肌の薄さのほか 炎症が挙げられます。 肌(つまりは角質層)が薄くなると、保持していた水分が失われて乾燥肌になります。 乾燥は刺激の原因になり、肌に炎症を引き起こして頬の赤みの一因となるのです。

炎症というと、赤みや肌荒れなどのトラブルの元凶と捉えがちです。じつは、外敵から身体を守る免疫反応 の一つで、適正な防衛機能なのです。とはいえ、どれだけ正しくとも過剰すぎる炎症は害をもたらします。 ムダな炎症を起こさせないで、頬の赤みを抑えるには、肌が薄い状態を改善することが必要です。

薄くなって肌を健康な状態に戻すのには、角質層を健康にする必要があります。 角質層が健康になれば、表皮の水分保持量が増え、外敵や刺激から体を守るバリア機能がしっかり働く ようになります。過敏な反応は起こらなくなります。 毛細血管が常に拡張してたり過剰な増殖もなくなるので、顔の赤み改善には欠かせないのです。

・角質層を育てるには?

角質細胞を健康に育てるためには、以下の点に注意した生活を心がけることが大切です。

 洗顔をする際は、手やスポンジなどで肌をこすらない
 紫外線対策をする
 服装などでこまめに体温調節する(温熱、寒冷対策)
 刺激の少ない保湿力のある石鹸やスキンケア製品を使う
 化粧を控えめにし、クレンジングオイルで落とさない
 血管を保護するビタミンCを多く摂る

もちろん、食事と睡眠不足にも気を付けるのが基本です。炎症そのものはわりとすぐに治まるのですが、 赤みのできない肌をキープするには努力による改善が必要です。

病気で肌が赤くなる

なにかの症状として、顔が赤くなる人がいます。風邪などの感染症にかかって熱で赤いという場合は、 理由がハッキリしてます。ところが「熱がないのに顔が赤い」人もいます。 例えば、自律神経に問題があったりすると顔が赤くなったりしますし、 肝臓の調子も顔の赤みとなって表れます。意外ですが、深刻な病気が隠れているケースがあるんですね。

 肝不全
 膠原病
 赤血球増加症

また、白血病には顔が赤くなる種類もあるようです。ただしその場合は、顔の他の場所も赤くなります。 朝、赤いのは顔だけだったのに、夜、腕や別の部分が赤くなっているとき。 腫れていないのなら疑いがあります。

○ 糖尿病

いまや国民病とさえ言われる糖尿病。決して珍しい病気ではありませんが、 さまざまな合併症を引き起こす怖い病気です。 赤ら顔で肥満気昧の人が、次の症状に当て嵌まるなら、真っ先に糖尿病が疑われます。

 ・のどが渇く
 ・水をたくさん飲んで尿の量が多い
 ・疲労感が強い

糖尿病を患うと、小さな血管系がおかされます。 「網膜症」「腎症」「末端神経障害」といった病気も併発しやすくなる、危険な病気です。 命にかかわる怖さがあるのですが、闇雲に怖がるのは間違いです。 血糖コントロールさえ、きちんと続けているなら、 すっと長生きできる病気です。それには早めの診察が鍵を握ります。

○ 「高血圧症」

血管の中の圧力で、高血圧症とは動脈に異常に高い圧がかかる病気です。 赤ら顔で肥満気昧の人が、頭痛・めまい・動悸・息切れ・肩こりなどの症状を持っているなら、 この「高血圧症」が疑われます。血圧がどちらも基準以下なら大丈夫ですが、 超えるようなら注意が必要です。

 収縮期血圧 139(mmHg) 以下
 拡張期血圧 89mmHg 以下

糖尿病に同じく、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症、尿毒症などを発症しやすくなります。 「いのちにかかわる病気の原因」なので、これもまた、早めの、内科の診察と治療が必要です。

○ 「赤血球増多症(多血症)」

 顔が赤黒い症状を「チアノーゼ」といいます。こうした場合で、のぼせ、めまい、頭痛、 頭重などを伴っているようなら「赤血球増多症(多血症)」が疑われます。 赤血球増多症とは、循環血液量が正常以上に増加する病気。 赤血球の増え方によって、「相対的多血症」と「絶対的多血症」に分けられます。

JAK2とう遺伝子の異常が原因といわれます。定期的な血液検査を受けるほかは、 生活の制限はありません。しかし、絶対的多血症のひとつ「真性多血症」では、 骨髄が硬くなる状態になることがあり、輸血治療が必要です。

○ クッシング症候群

 副腎皮質でつくられる副腎皮質ステロイドホルモンのひとつに「コルチゾール」というのがあります。 この「コルチゾール」が増えすぎると起こるのが、クッシング症候群です。 高血圧、糖尿病、骨粗鬆症、感染症など、さまざまな病気を引き起こします。 症状が特徴的なので、見た目にも分かります。

 手足が細くなる
 おなかは太る
 顔はむくんで赤ら顔
 皮膚は軟らかくなる
 あざができやすくなる

ほかにも、腹部や太ももに、赤紫色の皮膚の亀裂が生じることがあります。

○ カルチノイド症候群

 「カルチノイド腫瘍」という腫瘍があります。 通常は、小腸やその他の消化管のホルモン産生細胞に発生するのですが、膵臓(すいぞう)や精巣、 卵巣、肺でも発生します。この腫瘍は、セロトニン、ブラジキニン、ヒスタミン、 プロスタグランジンなどの物質をつくります。 この物質の量が過剰になって、引き起こされるのが「カルチノイド症候群」です。

 顔や頸部に出る不快な紅潮がでるのが、典型的な症状です。 感情の高まりや、食事、飲酒や熱い飲みものによって、血管が拡張して紅潮がおるのです。 紅潮が収まると、逆に皮膚が青ざめることがあります。

○ 肝臓の病気

肝臓というのは、「沈黙の臓器」と言われるほどに痛みなどを表に出さない臓器です。 たしかに肝臓自体が痛むというような症状はありません。 でもその代わり身体には様々なサインが表れています。 代表的なのが、疲労感や便通の異常。 代謝がうまくいなかくなるせいか、暑さや寒さに弱くなることもあります

顔に現れる症状に、黄疸・などがあります。

黄疸
黄疸は、肝臓の損傷や胆管の閉塞が原因で発生します。 医学的には、血液中の色素であるビリルビンの濃度が異常に高くなったことが原因で、 皮膚や白眼の部分が黄色く変色に至るのです。 皮膚や白眼が黄色くなって、皮膚がかゆくなり、しばしば尿の色も濃くなります。

赤い顔
顔全体が赤くなるのではなく、数ミリほどの小さな糸屑状の赤い斑点がほおに現れてきです。 毛細血管が拡張したものであり、クモが四方に足を伸ばしたような形をしています。 男性に多く見られますが、顔のほかにも、首、胸、背中、上腕といった上半身に現れます。
こうした赤い症状を「クモ状血管腫」といい、 肝硬変や慢性肝炎などの病気によって、肝臓機能が、がっくりと低下したときに現れます。

○ 病気でないならコレ

いくつかの病気を上げてきましたが、体質的に赤くなる人のほうが圧倒的に多いでしょう。 血圧が高いために、ほてり、のぼせ 顔が赤くなるとか。心臓が弱いために、赤ら顔の症状こることも 症状だけで赤ら顔の対策をしていては、改善はされません。

どんな時に赤ら顔で悩みますか?
・暖房が入ると、人一倍ほてる
・疲れあときに赤くなる
・顔はほてるのに、身体や手足は冷たい
・運動した後に赤ら顔になる
・ご飯を食べた後に赤ら顔になる
・肌がべたついて、常に顔が赤い
・以前は肌が白かった

肌を赤くさせる原因は6つあるとされます。 生活習慣や精神的な影響もありますが、対策、肌に対策することで改善されることもあります。
1 食生活(食事内容でも、赤みを増大させる因子があります)
2 機械的刺激(髪の毛や手などによる刺激)
3 胃腸障害
4 精神的ストレス
5 皮膚への刺激(化粧品類)
6 環境因子(温度や湿度の変化)

「赤くなる」とずっと思いこんでいたけれど、本当は 「浮腫んでいた」ということはよく起こります。 むくみ顔の解消に効果があるのは、食事や運動。バランスの悪い食生活改善すれば、 赤ら顔が解消されるかもしれません。まずは、今できることからやってでみはいかがでしょう。

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