お腹がはる恐い原因とは?

腸内に溜まったうんちを排出する方法って?

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ご腸内の排泄物、輩出しないでいたら?

お腹が張る原因

ウンチは腸内からの排泄物。 そのウンチが出に難くなる疾患が、例のあの 便秘です。 ありきたりで誰にもある症状です。重くとらえる人は、あまりいません。 ですが実は重篤化すれば死亡リスクさえある、思いのほか危険な病気なんです。
「うんちって、食べカスなんでしょ?」そう思う人も多いでしょう。 その通りなので、間違いっていないのですが、 排出物を構成するのはなにも食べカスのみではありません。 ここでは、便の状態とその出し方についてお話していきましょう。


お腹が痛くなる

こんなことが便秘の原因に?

便通は、健康な状態であれば毎日おこるものです。 もしも3日以上も無かったり便が硬くて量が少なく残便感があったりする のなら、それは便秘といいます。 便秘は、排便が困難になるだけでなく、腹痛、腹部膨満感、 食欲不振などの症状もおこします。男性よりも女性のかたに多い症状ですね。 肌荒れや肩こりの原因になるなど、影響が全身に広がることもよくあります。

あなたはいま、便秘でしょうか?


● はい、便秘の最中です

腸のはたらきと排便のしくみ

胃や小腸で消化された食物は、多量の水分を含んだドロドロ液状となって大腸へ送られます。 大腸へ到着した食物は、水分を吸収されてゆっくりと固形化(便塊化)していきながら、 移動して、しだいに肛門へと近づいていきます。 ここでの大きなポイントは「大腸では水分が吸収される」というところ。

便は、大腸にいる間、液体っぽさをどんどん失っていきます。 大腸内の滞在時間が長ければ長いほど、水分が吸収されているのです。 そのため、理想的な滞在時間を過ぎてしまうと、水分が必要以上に奪われ続けて、 便の塊はどんどん硬く小さくなっていきます。

腸内では、便を体外に送り出すための”ぜん動運動”が行われてます。 腸のくびれが肛門方向に伝わっていくことで、便は、下へ下へ動かされていくのです。 動かすための指令は胃に食物が入ったときに開始されます。便の居場所に合わせて、指令も下へと向かうようになってます。便が直腸に達すると、腸へ指令が送られて便意をもよおすのです。

腸の動きを支配しているのは、あの「自律神経」です。ストレスにさらされると、 自律神経がうまく働かなくなってしまって、腸のぜん動運動が正常でなくなります。 こうして便の排出が滞ってしまい、便秘になってしまう。これがストレス性便秘の正体です。

何か、ストレスを抱えていますか?


● はい、ストレスを抱えてます

便秘の悩み

便秘を引きおこす病気とは?

食事や運動不足などが原因の便秘は「常習便秘」。 一般的に「便秘」と呼ばれている症状は、この常習便秘のことを指してます。 主な原因となるのは、食事量・食物繊維の摂取不足、運動不足、排便の意識的抑制、 旅行などによる排便習慣の変化、環境の変化、ストレスなど。 つまり、日々の習慣を改善しさえすれば、早い段階で治ってしまうはずです。

病気が原因となっている便秘も多々あります。一覧に示しましたので、ぜひ参考にしてください。 「腹痛を伴う場合」と「痛みがない場合」とがありますね。 たかが便秘じゃない? と侮らないほうがいいと思います。

■ 便秘の症状の病気

・腹痛のある便秘の病名と症状
 過敏性腸症候群
  便秘や下痢が数カ月以上続く、排便すると落ち着く
 腸閉塞(イレウス)
  周期的に起こる強い腹痛、腹部膨満・膨隆、吐き気、嘔吐
 大腸憩室症
  下痢、軟便、腹痛、発熱、血便
 大腸がん・直腸がん
  血便、便が細くなる、残便感
 巨大結腸症
  頑固な便秘、腹部膨満、嘔吐
 卵巣腫瘍
  腹部膨満感、下腹部痛、不正性器出血、頻尿
 骨盤腹膜炎
  下腹部痛、発熱、吐き気、嘔吐、下痢
 全身性強皮症
  レイノー現象、皮膚が硬くなる、嚥下障害、咳、息切れ、関節痛

・腹痛のない便秘の病名と症状
 頸椎症
  肩こり、上肢の痛み・脱力感、手指の感覚異常、歩行障害
 脊髄の腫瘍
  背部痛、手足の痛み・感覚鈍麻、歩行障害
 甲状腺機能低下症
  汗をかかない、寒がり、皮膚の乾燥、脱毛、顔のむくみ、かすれ声
 褐色細胞腫
  高血圧、頭痛、発汗過多、動悸、やせ、胸痛、視力障害
 低カリウム血症
  脱力感、筋力低下、吐き気、嘔吐、多尿、多飲
 裂肛
  排便に伴う肛門の痛み、出血
 本態性低血圧症
  倦怠感、めまい、動悸、頭痛、息切れ、肩こり、下痢

以上、便秘をおこしやすい病気を並べておきました。
覚える必要はまったくありませんが、これだけたくさんの病気があるということは知っておいてください。 便秘の病気には、腹痛のあるタイプとそうでないタイプがあります。 お腹が痛くないからといって安心するのは禁物ということです。

おなかに、深刻な病気を抱えてますか?


● いえ、病気ではないはずです

■ うんちを構成している成分とは?

健康な人の場合、うんちの成分のほとんどは水分です。 どれくらいの割合かといえば、なんと「80%」も。あの塊が水だなんて、 信じられないことですしょうが事実です。私たちは、うんうん唸りながら、水を出しているというわけです。

残りの20%が何か?
 ・3分の1が、食べカス
 ・3分の1が、生きた腸内細菌
 ・3分の1が、はがれた腸粘膜

この、水が80%で残りが3等分というのが、理想のうんち。 この比率からズレたウンチがでている時は、身体や腸内が健康ではないわけで、 うんちを見れば腸内細菌バランスが判断できるということです。
「腸内細菌を整える」とは「いいうんちを出す」そういうことがいえます。

理想のうんちとは?

もっとも理想のウンチは、バナナうんち。 カス・水分・細菌のバランスがとても良いウンチであり、腸内環境の安定を物語ってます。

健康のリズムは、男性と女性では異なるものですが、ウンチに与える影響にも男女差があるようです。 たとえば、ストレスがある女性は便秘をおこしますします。 いっぽうで、男性がストレスを抱えた場合は、下痢をする傾向があります。不思議な性差ですね。

なぜ? できない対策

「バナナうんち」は、あまりリキまないでも、すんなりしっかり排出できます。 腸内の環境が正常であれば、誰でも普通に出るはずなのですが、実際の生活では至難の業です。 食事・運動・睡眠は、健康の3大原則です。得に水分は重要です。 飲み物は、ノドが渇いてなくても定期的に飲んでください。

食事は好き嫌いなく食べ、適度に身体を動かし、毎晩同じ時間にベッドに入ってたっぷりと睡眠をとる。 そうすれば、多少のストレスも難なく処理できて、元気な腸内環境がずっと続きます。

そう分かっているけれど、そう現実はうまくいかないものです

 仕事・付き合い・遊び・家事に育児。
 日々の生活が忙しいから、寝る時間が不規則。
 食べる時間もマチマチで、量も栄養も気分しだい。
 ストレスが溜まるから、食べる量と回数が増える
 運動する時間があるなら、別のことをしたい!

このままでは、胃腸は不調になるばかり。「ばななうんち」どころか、 大腸の病気を患うのも、時間の問題かもしれません。

ばななうんちは、出てますか?


● 残念ながら、堅いです

テッパンな便秘対策とは?

便秘を解消しようと、つい頼ってしまうのが「整腸剤」。 確かに、一時的は正常に戻った感じはしますが、クスリの反動が現れる場合も珍しくありません。
「便秘が解消したと思ったら、下痢になってしまった」「お腹が痛くなった」 「これがないと、便が出なくなった」「常習性かな? 量を増やさないと便が出ない」

こんなことは珍しくありませんし、服用の習慣化が副作用を招いてしまう可能性も残ります。

便秘(と下痢)を解消するには、なにを食べればいいのでしょうか。

良好な食物繊維を含んだ食べ物として挙げられるのが、バナナ・ゴボウ・サツマイモです。 ほかには、プルーンや機能性ヨーグルトも注目を集めています。 それに忘れていけないのが納豆やらっきょう。こうした物を意識して食べることで、 便秘体質を改善できる可能性が高くなります。

このサイトで何度か登場していますが、 誰にもオススメしている製品があります。 食べ物ではなく、 医薬部外品の「リズムハーブS」です。 です。 主成分は良質の食物繊維です。自然から得た成分なので、お腹に優しく腹痛もおきません。 もちろん副作用もありませんし、ダイエットにも使えます。 そこらの健康食品とは各が違うので、一度試してみてください。


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