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お腹が張る原因 胃腸の調子や異常や症状

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お腹が張る原因とは?

なぜお腹が張るの?

「お腹が張る」現象は誰にでもあります。男女のどちらかといえば、女性側に多いようですが、あくまでもイメージ。根拠はありません。 お腹に張りを覚えたことのない人もいるかもしれませんが、あのやんわりした不快感は何とも言えないものです。
ケースとしては、便秘やお腹の中にガスが溜まっている ことが多いのですが、じつは 病気が隠れていることもあります。

 お腹がはる仕組みとは

お腹が張ってしまう一般的な原因は「便秘腹腔内にガスが溜まる」せいです。 そして、お腹が張る症状の元凶が「胃腸の機能が低下する」などです。

通常、健康な人間の身体は、食べたものを排泄するように出来ています。 しかし胃腸の機能が低下していると、通常よりも消化が遅くなってしまい便秘を起してしまうのです。

ガスが溜まる原因も同様です。 腸の働きが鈍ってくれば、腹腔内のガスを体外へ出すことが難しくなくなります。 ガスが出ないで腹腔内に溜まったままになるので、お腹が張ったような感じがするのです。 空気をいれた風船のようなものですね。

■ 腸内ガスの溜まり方

腸内のガスは通常、溜まる量と排出される量のバランスが保たれています。ところが何らかの原因に よって、外に出るよりも溜まるほうが勝ってしまうことがあります。ガスの取りすぎや、逆に排出力の低下が挙げられます。

腸内ガス過剰型
呑気症
 食事中で過剰に空気を飲み込んでしまう
便秘
 腸内に停滞した便が腸内ガス発生させる
食事内容
 糖分や米やパン・イモ類などのでんぷん質の食品の摂りすぎ
炭酸飲料
 飲み物自体にガスが含まれている。コーラやビールが筆頭

腸内ガス排泄低下型
暴飲暴食
 過剰労働による胃腸の動きが低下し腸内ガスの排泄も劣化
炎症や血流障害
 血の巡りが悪くなって働きが鈍る
過剰な緊張
 胃腸の動きが悪くなって腸内ガスの排泄低下

■ 一般的な原因

胃や腸の運動機能が低下する原因には、体調不良や運動不足、病気や加齢、ストレスなどが挙げられます。
原因がハッキリ分かるものには「暴飲暴食」が挙げられます。 満腹度120%の食事を続けることは、胃腸の負担となります。 胃腸だって疲れるのです。それが消化不良を起こして、お腹が張る原因になるのです。

ストレスも原因の一つです。ストレスといえば「胃」を連想しますが、腸も、 とてもデリケートな器官です。ストレスの影響をもろに受けるので、 悩みを抱え込まないような知恵を持ちましょう。 食後に吐きそうになったり、食事の量を減らしてもパンパンに張ることもあります。

上でも触れてますが、食事や年齢、ストレスに無関係にお腹が張るのなら、呑気症かもしれません。 呑気症とは、 食事の時や唾を飲み込んだときに、一緒に空気を飲み込んでしまう症状です。 早食いの人に多く見られます。 病気ではないので心配いりませんが、早食いは咀嚼が足りないまま胃腸に食べ物を送る悪習です。 消化に時間がかかる分、胃腸にかなりの負担をかけています。 時間をかけて食事をするようにしましょう。

お腹が張る原因は他にもあると思いますが、よくある一般的な原因はこういったところです。 加齢については避けようがありません。 運動や食事、それに規則正しい生活を送ることで、年齢による衰えをカバーしてください。 薬で解消する方法もありますが、生活習慣や食生活で改善できるのなら、そのほうが良いでしょう。

■ 病気にかかっているのかも?

お腹の張る症状がほんの数日で収まるのなら、ちょっとした便秘や体調不良に過ぎないので たいした問題はおこりません。しかし、長きに渡って続いている方は、 何らかの病気を患っている可能性を疑います(結婚している女性であれば妊娠の可能性も)。

お腹が張る病気として、よくあるのは、腸閉塞、卵巣のう腫、膵炎あたりになります。 倦怠感を伴うようなら「肝炎」などのような肝機能障害をおこしている可能性も否定できません。 便秘は、多くの女性にとって困った悩みの一つです。その便秘の原因が、大腸がんである可能性もあるのです。「今回の便秘が長いなー」とのんびり構えるのは結構ですが、少しでもおかしいと感じるようなら、病院での検査をオススメします。

胆のうや肝臓、胆道などに疾患があると、 黄疸や浮腫んだりします。 加えて、吐き気や食欲不振なども起こすので、全体的な症状を確認しておく必要があります。 お腹にガスが溜まりやすくて、常にお腹が張っている場合は、慢性胃炎、腸炎、肝炎やすい炎、 胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが考えられます。

また高齢者の場合、腹部にシコリがあったり血便が見られるようなら、宿便や前率肥大も疑われます。

過敏性腸症候群という病気もあります。これは大腸や小腸に異常が見つからないのににもかかわらず、 便通の異常と腹部症状が続く病気です。 主な症状では、腹痛と腹部の不快感、下痢、便秘などの便通異常です。 具体的な不快感は、お腹の張り、お腹が鳴る、ガス過多、お腹がゴロゴロする おならが出やすい などがあります。症状が軽いうちなら、市販の整腸剤でも治ります。

「すっきりしない」「張って苦しい」「おならが良く出る」・・・
お腹に関して、こうした継続的なの症状があるなら、まずは 生活や食事を正常化にすることです。 繊維質を多めに摂って、お腹の中を改善するのもいいですね。 それでも、お腹の張りに変化が表れないなら、病院で検査してもらいましょう。

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