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足や手に力が入らない

疲れているなら問題なし

疲労がたまっているか、一時的な疲れを感じているときは、手や足に力が入らなくなることがあります。筋肉を使いすぎると身体がだるくなり、物を持つどころか、ただ歩くのさえしんどくなることも。経験があるかと思いますが、これ、力を使い果たした状態ですね。
こんな場合、座ったり横になるのが正しい対処。短時間でも休みをとれと、うそのように披露は霧散するもの。歩くのが苦痛でなくなるし物だって握れるようになります。このように疲れた動けなくなるのは体の、正常に機能してる証拠で心配いりません。
運動もなにもしていないのに足や手に力が入らないなら、注意が必要です。

疲労で力が入らない

いつもの仕事や家事、または育児によって、小さなストレスが蓄積すれば、心も体も疲れきってしまいます。ひとつひとつはたいしたことでなくても連続となれば、肉体ばかりか心にも大きな影響があらわれるのです。何事も夢中なときは疲れを感じないものでも、手を止めて休んだ途端、ひどい疲れを感じたことがあるのは、よく知られいることです。

また、体を酷使する激しいスポーツや労働では、体のエネルギーをつくるのに必要な栄養素(ビタミンB1、B6、ミネラルなど)が不足したり消耗することで、疲れを引き起こすことがあります。

とはいえ、過労でも運動でも、身体に力が入らなくなることは稀です。たとえ力が入らなくなっても、少し休むんだり一晩眠れば、ある程度回復してくるものです。ところが、酷使したつもりがないのに、手や足に力が入らなくなる場合があります。

手に力が入らず物を上手に握れなくなる。足に力が入らずに立てない、歩けない。 そうしたことが起こった場合、その原因は、いったいどこにあるのでしょうか。

もっとも考えられる病気

手や足に力が入らない場合で真っ先に考えられるのは、 脳、神経、筋肉の病気です。ほかに、ミネラルバランスが崩れてしまっていたり、薬やサプリメントの副作用という可能性もあります。また、なんらかの毒素による中毒でも同様の症状がおこります。

・脳卒中
脳卒中とは、脳梗塞や脳出血のことをいいます。脳の中で血管が破れたり詰まったりし、血が行きづらくなったりすることで、脳に致命的な障害をもたらす病気です。脳内におこる血液不全であり、その影響は計り知れません。脳から送られる命令が手や足へうまく伝わらなくなって、手や足に力が入らなくなるのです。

血管が詰まるのが「脳血栓」で、血管が破れるのは「脳出血」や「くも膜下出血」です。症状がひどくなると歩くことができずに、倒れてしまうことさえあります。ちなみに、神経や筋肉におこる病気でも、手足に力が入らなくなることがあります。

・ギランバレー症候群
筋肉を動かす運動神経に障害がおこって、手や足に急に力が入らなくなる病気です。手足がしびれたりすることもあります。免疫システムの異常によっておこる、10万人に1人の難病です。

約7割ほどの人が風邪や下痢の感染し、1〜2週経ってから症状がはじまります。2〜4週以内にピークを迎えた後は、徐々に開放に向かいます。病気の重さは程度はさまざまですが、ひどい場合には寝たきりや、呼吸困難になることもあります。

・薬の副作用
薬の副作用やなんらかの毒が身体に入って症状を起す場合もあります。たとえば漢方に使われている甘草は、緊張を緩和させる作用がるのですが、あまり取りすぎると血液のカリウムを下げてしまう恐れがあります。

また、ダイエットや不足栄養を補うはずのサプリメントが、体のミネラルバランスを崩してしまう可能性があります。「良さそうだから」と、なんでもかんでも飲んでみるのはやめた方がいいです。

・毒素
手や足に力が入りづらくする毒素としては、ダニやボツリヌス、それにヒ素などが有名です。 ダニによって喘息などのアレルギーを引き起こすことは、わりと知られていますが、手足の力が入りづらくなる人もいるのです。

ボツリヌス菌は、土中に生息するクロストリジウム属の細菌です。かつてのヨーロッパで、ソーセージの食中毒でした。現在は、添加剤として使われる硝酸塩で繁殖を抑えてます。日本では一部の食品に混入してそれを食べて発症するケースが、稀に起こったりします。

ボツリヌス菌は、抑えることはできても、まったくゼロにすることは不可能です。菌が増えてしまった缶詰や野菜、肉などを食べてしまうと発症します。手足に力が入らなくなるだけでなく、口が動きづらくなることもあります。

疲労でないのに手足に力が入らない症状があったなら、なんらかの病気や状態異常が起こってます。脳や神経の病気である可能性もありますので必ず病院で検査をしてもらって下さい。受診は、脳神経外科がいいかもしれません。

だるい・ツライ・心が落ち着かないなど、女性は毎月、身体に変化がおこります。 これはいわゆるPMS(月経前症候群)のこと。いくら心を強くもっていても、 どうしようもありません。気力が湧かずに、イライラが続くようなら


【ルナベリー】

カリウムの過剰摂取とストレス

手足に力が入らないときは、薬や脳卒中である可能性を話してきました。実はもっとも可能性が高いのが神経がうまく働いていない場合です。具体的には、カリウムが体内に過剰摂取されているというケースです。体内に、カリウムが多くなり過ぎると神経伝達が上手くいかなくなるのです。

人間は、脳から信号が送られることによって運動しています。腕を動かそうと思うなら、「動きなさい」という指令が神経を伝って脳から腕に届きます。体内で、カリウムが過剰になると神経が脳の指令を上手く伝達できずに筋肉が動けません。その結果、手足や色々なところに力が入りにくくなるのです。ドロによって川の水が濁るようなものです。

このような伝達エラーは、手足以外にも起こります。瞳孔や胃腸などは自律神経によって無意識に動いてるのですが、カリウムで阻害されれば動きが非常に鈍くなります。通常、カリウムが体の中に過剰に留まることはありません。カリウムとナトリウムはバランスを保っているのです。

・カリウムバランス
人間の身体は上手くできていて、カリウムが適正量を超えて過剰となった場合、アルドステロンというホルモンにより、カリウムは尿などに排出されるようになってます。アルドステロンには、抗ストレスホルモンの側面も持っているので、ストレスを感じるほど、分泌量は増えていきます。とはいえ量には限界があるので、ストレス期間があまりに長いと、アルドステロンの生産量が追いつかなくなってしまいます。  

体内のアルドステロンが不足すれば、カリウム量が増えて濃度が上昇した場合でもカリウムは排出されません。そうして、検知されないままでカリウムが増えすぎてしまうことで、神経の伝達能力が低下するのです。 「風が吹けば桶屋が儲かる」といいますが、ストレスが続いたところで儲かる人は誰もいません。身体の力が入らなくなって、いつもの生活にさえ支障をきたすようになります。

■ カリウムを過剰摂取しない心得とは?

カリウム過剰は、自律神経の交感神経だけでなく、副交感神経の働きさえ低下させてしまいます。心身が休まらなくなって、不眠症や食欲低下・便秘なども起こします。瞳孔が開きっぱなしになるので、「まぶしく感じる」ことも珍しくありません。

このカリウムの悪さを知っていれば、逆手にとることも可能です。長い間ストレスを感じているようなら、カリウムは取らないようにするのです。カリウムが多い食べ物には、次のようなものがあります。

 大豆・煮干し・昆布・わかめ・ひじき・干しシイタケ
 切り干し大根・干しブドウ・アボガド などなど

また、カリウムはナトリウムとのバランスが重要です。そのため、ストレスが続いていても、血圧等に問題がないのなら、塩分を少し多めの食事をするのも時にはいいかもしれません。食事はカリウムだけを考えるものではありませんのでバランスも大切です。これは対処療法にすぎないので、根本的な問題を解決する必要があります。

カリウムだけでなく、マグネシウムなどのミネラルバランスが崩れても、手足の力が入りにくくなります。また、暑い時期の長期間の作業や運動は、足がつりやすくします。これは、血液中のカリウムが汗によって過剰に流れ出てしまったのが原因です。

発熱にのダルさなどによって、力が入らなくなることがあります。 よくあるのは、風邪やインフルエンザなどの感染症ですが、熱の出る病気はたくさんあります。
また、膠原病の初期症状は風邪の症状と似ていることが多いので、勝風邪だと早合点する人もいます。 膠原病は、外敵を攻撃するはずの免疫が正常な細胞まで攻撃してしまうは免役の病気です。 女性に多いので、風邪が長引いて力もやる気も出ないなら、一度疑い必用があります。
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