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女性器(陰部)の痛む原因や 気になる症状

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女性器が痛みを感じるとき

デリケートすぎて刺激に敏感

生理の出血や排尿、それに性行為。ただでもデリケートな女性器は、 さまざまな刺激が集まりやすい部分と言えます。痛みの種類にもよりますが、擦れによるものであればあまり心配いりません。長引くようであれば、なんらかの病気にかかってることもあります。

・痛みで悩みすぎないで

ここでは、性器イコール外陰部としてお話していきます。膣についてはとりあえず除外で。さて、性器の痛みには、排尿時や性行為の後に起こるものなどがあります。しかし、主な原因となるのは細菌による感染がほとんどです。

デリケートな部分の痛みです。病院や薬局にも行きにくいせいで、悩みをそのまま抱え込んでしまう人も少なくありません。気持ちは察しますが、放置はいけませんね。悪化すれば、 不妊の原因になるような疾患もありうるからです。 気になる症状があるのなら、すぐに対処することが大切です。

よくある原因は次のとおりです。

■ 日常生活から考えられる原因

生活の中で、気付かずに自分で原因を作ってしまうことがあります。理由が明確になれば治せることもあるので、カンタンなことから改善していきましょう。

・陰部の締め付け

きついズボンや下着を身に着けていませんか。腰回りがきついローライズジーンズや、下半身を締め付ける下着の着用は、衣類が性器に食い込んで、痛みの原因になります。そうした衣類を着用したまま、とくに長時間座ることは痛みがさらに出やすい結果を招きます。圧迫することで血流を悪くするので、冷え性の原因ともなります。

・性行為による刺激

自慰や性行為時や、その直後に痛みがある場合は、準備が足りないか過剰になってる可能性があります。十分に潤っていない状態で挿入したりキャパオーバーの刺激に擦れてしまうのです。また、コンドームの刺激なども原因になります。

■ 性器が痛む主な疾患

性行為によって男性から感染する病気があります。尿道炎や性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスなどです。これらはまとめで「性感染症(STD)」と言われ、感染すると、数日の潜伏期間を経た後に、排尿痛症状があらわれることがあります。

・尿道炎

尿道に急性の炎症を起こします。男性に多い疾患ですが女性も発症します。原因のほとんどは性行為による淋菌やクラミジア菌などの感染です。

淋菌とクラミジア菌とでは症状が異なります。淋菌では、尿の出始めに焼け付くような強い痛みとともに、黄色い膿が排出されます。クラミジア菌では、尿の出始めの軽い痛みやしみる感じとともに、淡黄色や白色の膿が少量排泄され尿がにごります。

クラミジア菌のほうがやや穏やかですが、どちらも放置しておくと尿道が狭くなり、排尿が困難になることもあります。

・クラミジア感染症

クラミジア細菌によっておこる性感染症です。女性が患う性感染症のうち最も多い疾患といわれてます。最初は、おりものが多少増える程度の症状がおこります。軽い症状なので見逃しやすいのですが、そのまま感染に気がつかないで病気が進行してしまうことがよくあります。クラミジア感染症が進行すると、他の臓器にも炎症が広がって不妊の原因となります。

・淋菌感染症

「淋菌」とばれる細菌による性感染症で俗に 淋病と呼ばれてます。クラミジア同様、これも顕著な症状があらわれにくい感染症です。感染から数日後に外陰部のかゆみやおりものの増加が起こる程度です。しかし、そのまま見過ごすと炎症が尿道や膀胱に広がり、排尿時に性器に痛みを感じるようになります。不妊の原因になりますし、妊娠中の感染は新生児が失明する危険もあります。

・性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染によっておこる感染症です。感染初期は、性器に「むずがゆさ」があらわれ、やがて、痛みとともに外陰部に小さな水ぶくれが生じます。できた水ぶくれが破裂すると激しい痛みを感じます。排尿や歩行さえ困難になることさえあります。

性器ヘルペスがメンドウな点は、再発を繰り返すところです。 治療で完治したつもりでいても、8割の人が1年以内に再発するといわれるほど再発率が高いのです。再発の原因は、過労やストレス、性行為などです。これらが引き金となって再発することが多いとされます。

・予防法と対処法

性感染症の予防は一人ではできません。正しい知識とパートナーの強力が欠かせません。性感染症を防ぐためには、コンドームの使用が一番現実的で確実です。それでも、行為によっては防げない性感染症もあります。

早めの診察も大切です。性器に激しい痛みが起きたときはもちろんですが、多少の違和感も侮れません。軽い痛みやかゆみ、尿やおりものの異常などが起きたときは、泌尿器科は婦人科で、早めに診察を受けるようにしましょう。ちなみに男性は泌尿器科です。

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