汗をかけば風邪は治る:汗と熱の症状

汗を出せば風邪は治るのは本当か

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汗を出して風邪を治すのは間違いか

汗を出せば風邪は治るは間違い

いつもよりちょっと薄着でいたり、ちょっとだけ疲れていたり、ちょっと雨にあたったり。 そんなちょっとの油断でもひくときはひく。そこが風邪の怖さです。 何だかぞくぞくするなあと思ったのもつかの間。 何分か何時間か後には、熱が出て喉が痛くなっている。そんなことも珍しくありません。 症状の軽いうちに風邪治そうとすには、汗をかくのが一番といいます。
しかしこれは本当でしょうか。
風邪についてのお話です。

・風邪で熱がでる理窟

汗をかけば早く治るのが風邪だ。 そのように思っている人は多いことでしょう。事実、そうやって治した人も多いでしょう。でもこれは、汗をかいて治したのではなく治ったときに汗をかいたのです。ナゾ掛けのようですが、事実は逆だということです。

熱や咳、喉の痛みや鼻水、寒気といった、風邪の症状で苦しみぬいたときには、治る直前に汗をかくことがあります。このときの汗というのは、熱を出す必要が無くなったから出ているだけ。治る(直前の)結果として汗がでたのであって、汗を出せば風邪が治るというのは勘違いなのです。

風邪をわずらった身体には身体の免疫機能が働いて、いわゆる風邪の諸症状というものが現れます。身体は体温を上げて免疫を活性化し、いち早くウィルスや細菌を身体から追い出そうとしています。体温は、細菌やウィルスが上げているのではなく、それらを追い出すための防衛機能なのです。

熱を上げようと躍起になってるときに無理やり汗をかいてしまうとどうなるでしょうか。答えはカンタンで汗で体温が下がります。すると身体は下がった体温を上げようとして、そのせいてさらに汗をかいて体力を消耗してしまいます。

汗が出るのは体温を上げた結果なんです。決して、汗を出そうしてるのではありません。身体の反応を抑え込む「汗をかくだけ」の行為は、まさに自殺行為でしかありません。

「風邪なんて汗を出せば治るよ」

などと思い込んで、症状が強いときに汗をかくのは非常に危険です。中には身体を温めようとお風呂に入る人もいますが言語道断。お風呂は身体を温めますが、それだけで体力が奪われたりします。湯冷めのリスクが意外に大きいので、控えることが望ましいです。

では汗をかいて治るのはナゼ?

風邪を引いて熱が出ると、身体は寒気を感じてしまいます。この寒気には2つの理由があります。自分が熱くなったことによって相対的に周囲の気温が冷たく感じること。そして、身体を奮わせることによって体温を上げようとする身体の反応です。

寒気がある場合は身体を冷やさないようにするのが基本。やがて寒気が無くなり、熱感が出てきたときには、適宜冷やすことも有効です。体温が上がりすぎてしまうと、体力を消耗してしまいます。風邪の治りが遅れてしまうのですが、「暖める」から「冷やす可」への移行タイミングは、そのときの状況ですね。汗をかくことが多いのはこの、熱感がでてきたときからです。

こうしたことから、身体が汗を出すのは目的ではなく、風邪で熱がでた結果ということが分かります。

・水分と栄養を摂る

風邪は、とにかく体力をガリガリ消耗します。体力を維持するためにも栄養の補給が不可欠ですね。とはいえ、食べ物を消化するにも身体のリソースを使うので、体力をも消耗してしまう。食欲が無いときに無理に食べることはありません。

風邪の最中は、あらゆる場面で身体の水分が失われます。鼻水やたんなどでウィルスを排出する際、もちろん体温調節のために水分が出て行くのです。水分補給は、こうした機能を充分に維持するためにも重要。とにかく、こまめに摂取するようにしましょう。この場合、水分の温度にも気を使います。冷たいものを飲むと身体を内側から冷やしてしまいます。風邪を引いているときは、身体を温める意味でも温かいものを摂ること。無理であれば常温を心がけましょう。

■ 熱を下げること汗をかくこと

風邪で熱が上がるのは人間の防衛機構が働いている証拠。細菌やウィルスは熱に弱いので、高熱でもって封じ込めるのが一つ。免役を活性化させるのが一つです。防御を攻撃を同時に行っているわけです。

では司令塔である私達は、どんな協力ができるでしょう。なにをすればいいのでしょうか。それは、身体を休めて冷やさないこと、そして収束が近づいたのを見計らって熱を放射してあげることです。

・熱が出ていて寒気がある時
病気と闘っている真っ最中の状態のときに、こうなります。この段階に大切なことは、水分補給と身体を暖めること。保温性のあるパジャマを着て布団にくるまり、部屋の温度も高めにして、外から身体を温めます。枕元には補給できる水分を準備して寝てしまいましょう。ウイルスと戦っている免役機能に頑張ってもらいます。

・汗が出はじめた状態
身体が温まってくれば、だんだん汗とが出てきますが、このときの対応がその後の直りを左右します。

ここでよくある勘違いですが、汗びっしょりかいているのを、そのまま続行するのはアウト。布団にくるまって汗を出しきろうとするのは間違いです。汗をかくのは、熱が下がり始めたということ。冒頭で言ったように、症状は山場を越えて熱を出す必要がなくなった段階に入ってます。それなのに熱の篭りを持続すれば、ただただ体力を消耗してしまうだけです。

汗をかいたことが分かったら、薄手のパジャマに着替えましょう。そして寒くない程度に布団をかけて身体の熱が逃げやすい環境にするのがポイントです。もちろん、水分補給は大切です。汗で失った水分をしっかり補給してください。

・効果的に冷やす場所
汗をかいて熱が下がってきたところで、今度は冷やして熱を取りましょう。どこを冷やしてもいいのですが、効果的に熱を下げられる場所があります。リンパの集まる場所を集中すれば無駄なく熱を奪えます。

・首の後ろか横
・脇の下
・足の付け根

こうした部位に、冷やしたタオルや保冷枕などを使って熱を下げます。冷えた缶ジュースもアリですね。

■ 風邪でお風呂は本当にダメか

風邪の時、お風呂に入るのは悪手と言われてますが、私は入ってます。人それぞれかと思いますが、汗を流すだけの短時間入浴なら大丈夫ではないでしょうか。さっぱりしますし寝付きがよくなり疲れも摂れる気がします。実際調べてみると、風邪で発熱中の入浴を推奨する声も多くあります。もちろん、病気中のことなので条件がつくようです。

・食欲もあって元気なこと
・熱が38度以下
・下痢や吐き気はナシ

やはり長風呂はダメです。お湯でしっかり温まって汗も流せば、毛穴に詰まった垢もあちて身も心もスッキリします。湿気のある風呂場では呼吸も楽。体の免疫力も上がるので熱も下がりやすくなります。湯冷めは普段よりも毒になるので、湯上り後はスグに寝ることになります。

お風呂が無理でも足湯という方法があります。たかが足湯と侮れません。足元が暖まるので血流が良好になり、代謝を促進させる効果があります。身体の状態と相談しながら、負担のない入り方を選んでください。

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