息苦しい症状2:呼吸と心臓の異常や症状
「呼吸が苦しい」「なんとなく息苦しい」
そう感じたるのは肺や心臓に原因がある場合が多いようです。
急激な運動などの「軽い息切れ」は誰しも経験するものですが、しばらく待てば回復します。
しかし、ちょっと動いただけでも息切れしたり、
なにも運動していないのに息が切れるというのは問題があります。
何かの病気にかかっているかもしれませんし、軽度な兆候かもしれません。
息苦しいとき、息苦しさを感じる場合の「原因その2」です。
「息苦しい」の英語は、choking とか suffocatingとか stiflingになります。 意味はどれも「息の詰まるような」という感じでしょうか。 ストレスを受けると、実際に息が詰まるような感覚を覚えるもの。これは万国共通なようです。
酸素は、人間の体内にとって必要不可欠な元素です。 呼吸は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すための行為ですが、 うつ病や自律神経失調症のを患う人の中には、この当たり前の機能がうまくできなくなることがあります。 呼吸には2つの段階があります。肺でする呼吸と細胞レベルでの呼吸です。 ストレスやうつ病、自律神経失調症になると、肺呼吸と細胞レベルのうち、 片方か両方の呼吸ができなくなったりします。
呼吸ができなくなるので、酸素が不足する。そういうことから、 不眠症・頭痛・めまい・やる気が出ない・不安といった、さまざまな症状が出るわけですね。
息苦しいだけでなく、頭がくらくらしあたり頭がぼーっとするとか頭が重かったり、 あくび出たりするなら、酸素が不足している証拠です。 深いところでは、ストレスや他の精神疾患が原因かもしれませんが、 直接の原因は息が足りてないことにほかなりません(冷房や暖房が強すぎても似たような症状が)。
細胞レベルの呼吸を、普通に戻すには、ストレスになった原因を取り除くしかありません。 一方、肺呼吸のほうは、原因を取り除かなくても、ある程度回復させることが可能です。 肺の呼吸は、息を吸おうとスルから苦しくなるのです。むしろ息を吐くこと。肺は風船です。 パンパンになるとそれ以上膨らますことができませんが、空気を抜いて萎んだ状態にすれば、 また膨らますことができます。息が苦しくなったら、吸うのでなく吐くことを思い出してください。
・ 吐き気を伴うとき
「息苦しく」なるのは原因が非常に多く、特定が難しいという問題があります。
このページは、少しづつ追加していきたいと思ってます。
息苦しいとか吐き気だけでなく、めまい、汗が出るなどの体の発作があらわれるなら、
「パニック障害」が疑われます。原因となっているのは強い不安です。
「パニック発作」が厄介な点は、一度パニック発作を起こすと、
またいつ発作が起こってもおかしくないところです。発作は、30分ほどでおさまるのですが、
パニック発作がいつ訪れるかという不安で、日常生活に支障をきたします。
ほかにも「逆流性食道炎」で、息が苦しくなることもあります。
風邪やインフルエンザなどは、息が苦しくなる病気の代表格。 喉が炎症を起して腫れたりすることで、咳が止まらず、呼吸も辛くなるのです。 咳を伴う病気は、とても種類が多いので、素人判断で「風邪だ」と決めてしまうのは危険です。
一般によくおこる病気としては、風邪やインフルエンザ、気管支炎や気管支喘息、肺炎や肺がん、 百日咳(会社員に流行しやすい)が挙げられます。
ほかにも、アトピー性咳嗽・喉頭アレルギー・咳喘息・マイコプラズマ肺炎・慢性咳嗽などがあります。 重度とされている病気では、難病に認定されているサルコイドーシス、感染力の強い肺結核、 それに肺がんがあります。
咳がシツコく続くなど、あまりにも気になるようであれば、病院で検査をしてもらうのがいいでしょう。 痰のカンタンな検査で、気管内部の粘膜や分泌液から感染症を判断できます。 血が混ざっているようなら腫瘍の可能性もあります。
夜中に呼吸するのが苦しくて眠れなくなる。就寝中に突然呼吸困難になり、息を吸おうとしても吸えず、呼吸できるくらい落ち着くまで時間がかかった。病院に行っても原因が分からない。
こうした体験で考えられる病気がいくつかあります。
左心不全
気管支喘息
慢性気管支炎
肺塞栓症
過喚起症候群
普段の運動でも症状が出ているようなら心不全系や、呼吸不全なども考えられますが、 意外にも貧血などが原因になることもあります。呼吸は、心からも身体からも、影響を受ける症状なので、 続くようなら自己判断しないで、病院へいきましょう。
最近では、人口のがっくり減少しているタバコ。平成25年全国たばこ喫煙者率調査」によると、
成人男性の平均喫煙率は32.2%。女性は10.5%ということでした。
男性の喫煙者は、年ごと確実に減少していってますが、女性は横ばいです。
タバコを吸うと、肺がんになる確立が上昇するので、少しでも早いうちにやめるべきです。
成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)
私は20年以上吸っていたタバコを、すっぱりやめました。簡単なものですよ。
コツですか? いつでも吸えるように、封を切ったタバコを手の届くところに置いておいただけです。
そして吸いたくなったときはこう思うのです。
「あと5分待とう」「次のご飯まで待とう」「夕方まで待とう」。
「いつでも吸えるけど、いまは吸わない」という安心感で自分を誤魔化し続けて、
最後まで騙しきったわけです。
実際は、何度か吸いましたが、封を切って一週間過ぎたタバコは吐くほど不味かったですね。
貧乏性なので、買ったタバコはなかなか捨て切れません。先延ばしの継続と、美味しくないタバコ。
そんなコラボの甲斐あって、禁煙に成功したわけです。
タバコを吸うということは、肺がんのリスクを非常に高めるということです。
危険の芽は、小さいうちに摘み取っておきましょう。 私の「先延ばし作戦」は成功率が高いですよ。
吸う時間をどんどん先延ばししていって、2週間たったときに、そのタバコを捨てました。
タバコとは縁が切れた生活が、いまも続いてます。
たまらないほど息が苦しくなったときには、いったい何科の病院へ行けばいいのでしょう。 総合病院であれば、受付で判断してもらうことができますが、 科目が固定してる個人病院しかないなら、行き先を決めておく必用があります。 間違ってしまっては正しい診断を受けられないかもしれないし、 そもそも「うちでは診断できません」と断られるかもしれません(そんなことはないでしょうが)。
自分の症状は自分で分析するしかないのですが、一般的には次のような判断で科目を選びます。
呼吸が息苦しい >> 呼吸器科
呼吸が息苦しい >> 内科
こうした科で「異常なし」と判断されたにも関わらず、症状が好転しない。 または「原因がわからない」と診断されたのなら、精神科や心療内科へで対処してもらいます。