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背中の痛みや異物:胴回りの異常や症状

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背中が腫れる症状

背中に感じる腫れ・違和感・異物とは

なにか気になる異物が、背中にふき出てたこと、ありませんか。
背中は目で直接確認しにくい場所。傷みやかゆみがなどがなければ、 気にすることもなく、発見が遅れがちとなります。
背中を日常的にチェックしている人は、それほど多くはないでしょう。 少しの「腫れているだけ」ならさほども違和感でない。 異物と自覚するのは難しいようです。

そんな、気付きにくい背中の腫れについてです。

■ 意外に病気の種類が多い

一般に、 背中が痛んだり腫れたりするのは筋肉痛や打撲 が原因とされてます。無関係とおもえる肩こりも同類です。 精神疾患から背中が腫れるということもありますが、稀なケースといえます。 「ニキビがひどくなって炎症にいたる」ようなライトなケースが大勢を占めてるせいで 軽く考えたくなるものですが、深刻な病気を抱えている可能性もあるので注意が必要です。

■ 吹き出物

背中は、体全体の仲で吹き出物ができやすい場所です。 背中の皮膚は、顔の「目鼻」に近いため、皮脂が比較的多くなっているからです。 目が届きにくいでしょうが、丁寧なケアを心がけないと、吹き出物が出やすい環境あ改善されません。

所詮はデキモノなので、身体への影響はごく小さいです。 でも自分の身体ながら美的観点的には見苦しく、スッキリ消し去ってしまいたいのが本音でしょう。 背中に吹き出物ができてしまう原因のうち、もっとも多いのは、雑に洗ってしまうこと。 お風呂に入った際にボディタオルでゴシゴシと強めにこすってしまうと、 吹き出物を増殖する結果になります。できるだけ、丁寧に洗うこと。それに尽きます。

背中は、手が届きにくいうえ直接には見えない位置にあります。油断してケアを放置していると、 たくさんの跡がシミのように広がってしまうので注意して下さい。

■ 水泡

背中が赤く腫れているとき、その腫れを作っているのは、 米粒サイズの水泡が寄り集まったものである事がよくあります。 それは、「帯状疱疹」という皮膚病です。 原因となるのは、「水痘・帯状疱疹ウィルス」と呼ばれるウィルスです。 背中の神経の流れに沿ってブツブツと腫れるのが特徴です。

「水疱瘡」と言った方がわかるかと思います。

幼少期にかかりやすい「水疱瘡」ですが、一度発症すれば免疫ができます。 おかげで、その後の再発はしにくくなります。 しかし抑えているだけであって、体内のウィルスが活性化すれば、再発してしまう可能性は消えません。 例えば、ストレスや疲労で免疫力が低下したりすれば、ウィルスが息を吹き返し、活性化することがあるのです。
発症した「水疱」が重症化すれば、激痛が走ったり高熱を出します。

背中に出ることの多い病気ですが、稀に、顔などに発生することがあります。 顔付近での発症は思わぬ事態を引き起こして、角膜炎や内耳障害などの病気も併発することがあります。
大人が再発する原因は免疫力の低下。なので、予防法は免疫力向上のみです。 体力を回復させ、ストレスを発散して、免疫力をあげてください。帯状疱疹を予防することにつながります。

■ 粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤は皮膚の良性腫瘍のことで、アテローム(アテローマ)ともいいます。 医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」と呼ばれて、 高齢者におこりやすいので、さほど珍しくない疾患です。良性なんですが、時に炎症を起こすことと、 徐々に増大することが特徴です。
通常は痛みがないのでそのままに放置しますが、 炎症を起こすと痛みが生じ病院での治療が必要となります。ごく稀ですが、皮膚がんに発展するケースも。

痛みや赤みといった、目立つ症状が出るまでには時間がかかります。 初期には、自覚がないので、病院へいく人は、ほぼ皆無。

粉瘤は、皮膚の内側に垢が蓄積してしまって、角質物質の周りの皮膚が皮膚の下で コブ状に発達したものです。怪我が元で粉瘤に至る場合もありますが、そのほかの原因は、 よく解明されてません。

■ 症状の重い病気。

目が行き届くお腹側は、胸とか腹とか、分類して観察されます。背中は自分で見られないためか、 「背中」という枠で括られがちです。肩部・背骨・左右の肩甲骨側・腰、といったように区切られ、 病気によって発症の部位が異なる場合もあります。

例えば、「側湾症」という病気があります。これは、脊柱が側方へ曲がり、そのうえ、 ねじれも加わる病気です。背中の左右どちらかが盛り上がって腫れるものです。

「脂肪腫」は、皮膚の下にできる腫瘍で、名前の通り「脂肪から生まれる腫瘍」を指します。 体中、どこにでも発症しますが、背部、肩、臀部などに多く現れる傾向があります。 この腫瘍は、柔らかく軟式庭球を握る感じに発達します。 ゆっくりと、大きさを増していき、メロン大にまでなることがあります。

「皮脂嚢胞(ひしのうほう)」は、皮膚に発生する一般的な非癌性嚢胞です。嚢胞というのは、液体または半液体の成分を含んで袋状になったものです。皮脂嚢胞ができる主な場所は顔や首や胴体です。生命にかかわる物ではないのですが、面積が大きかったり周囲の臓器と癒着するようなケースでは手術による摘出が必要です。非常に稀ですが癌に変化するものもあるとされます。

ほかにも、以下のような病気が、背中に異常を現します。

 リンパ節炎
 後湾症
 脊柱後弯症
 黒色腫
 動脈瘤
 骨折
 結核
 放線菌病
 アクチノミセス症
 炭疽
 皮様嚢腫
 有害反応

痛いモノや自覚症状のないモノ、薬害によるもの。原因もそれぞれ、症状にも差異があります。 整形外科的な疾患なら自覚もしやすいのですが、病気が内臓疾患だと、 背中の異常が目立つころには、病状がかなり進行していると考えられます。 ケースバイケースですが、医者に診て貰うことをオススメします。

■ 背中のコリと病気の違い

コリの原因 筋肉疲労がほとんど
デスクワークなどで、長い時間、同じ姿勢をとり続けたりしていると、疲労物質が筋肉の中に蓄積して痛みを感じる神経を刺激します。それがコリの正体です。いっぽう、内臓疾患でも痛みがおこります。この場合は、内臓自体に痛みが出る前に、肩や背中などにコリを感じるケースがあります。

内臓疾患が肩や腰などのコリに
整形外科的なコリと内蔵の傷みは原因が違うのですが、情報はどちらも脊髄を通って脳へと伝えられます。 脳では、同じ径路でくたことで、筋肉の痛みと内臓の痛みを取り違えてしまう現象がおきます。 2つの痛みの情報は同じルートを通るため脳が勘違いをし、本当は、肩や腰が凝っていなくても内臓の痛みをコリとして感じてしまうのです。

右肩にコリを感じるなら、肝臓の機能低下の可能性があります。 肝臓・胆のうからつながる神経と右肩からつながる神経が同じルートを共有しています。 痛みを脳へと伝える際、信号が同じ場所を通過するため、コリと肝臓異常を混同するのです。

肩コリと肝臓疾患を見分ける方法
1 足を肩幅に開いて両腕を左右斜め下に構える
2 拳をにぎり肋骨の下あたりを右・左の順で計10回たたく

このとき、もしも右の脇腹の奥に少しでも響くような痛みがあるなら肝臓の機能低下の可能性があります。

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