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腕が痺れたり痛む:手や指や腕の症状

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腕が痺れる

腕が痺れるのはどうして?

「腕」には、上と下でそれぞれ別の名前がついてます。 肘を境として、肩に近い方が上腕(じょうわん)、 手の方を前腕(ぜんわん)、もしくは下腕(かわん)となってます。

さて。上でも下でもいいのですが、腕に痛みや痺れを感じることがあります。 手を枕に寝てシビれるのは、言わずもがな血行不良。 これは数分とかからず回復します。 もしも痺れが取れない状態が、ずっと続くようなら、 なんらかの病気にかかっている可能性があります。
腕が痺れる症状についてです。

腕がどうにかなったワケ

人間の腕の部分は、医学的には上肢(じょうし)と呼びます。 いっぽう足のことは下肢(かし)といいます。上と下で分かりやすいですね。 腕にも手にも、シビレや傷みが現れることがあります。 一時的なものであればたいした心配はいりません。長く続いたり、 同じ症状を何度も繰り返すようであれば、何かの病気である可能性があります。

常に使う場所であり、一番心配される異常は整形外科的な障害です。 とくに多いとされているのは、首が病んでいるケース。
「腕がおかしいのに首?」
たしかに別々のところなので、無関係のように思えますが、 身体は繋がっているので離れているようでも影響を与えていることがあるのです。 とくに腕の神経は首の下流。上部に位置する首からの影響はとても強いのです。

一般的におこりやすい病気
椎間板ヘルニア
変形性頚椎症
椎間関節症候群
胸郭出口症候群
手根管症候群
円回内筋症候群
肘部管症候群
ギオン管症候群

言い方は変かもしれませんが、どれもマイナーな病気ばかりな気がします。 少なくとも、日常会話の話題に上るような病名ではないと思います。 その中でポピュラーなのが「椎間板ヘルニア」。わりと耳にする機会が多いと思います。 では、「椎間板ヘルニア」を含み、それそれについてお話していきます。 (一度では書ききれないので、順次追加していく形にします)

椎間板ヘルニア(椎間板障害)

椎間板ヘルニアと聞いたときに、真っ先に思い当たるのは「腰痛」ではないでしょうか。 たしかに、腰の椎間板ヘルニアは多いのですが、椎間板ヘルニアは首(頚部)にも発症します。 首のヘルニアは「頸椎椎間板ヘルニア」といいます。腰に起こるものとは少し違っていて、 首のヘルニアの原因は、「頸椎症」と呼ばれる骨の変形です。 重症になると、脊髄を圧迫する「頚椎症性脊髄症」と呼ばれる疾患になることがあります。

首の椎間板ヘルニアというのは、首の背骨と背骨の間にあるクッションのようなもの盛り上がったり、 さらに線維が切れ、中のゼリーのようなものが飛び出るような状態にあります。 盛り上がり・ゼリーのようなものが、神経を圧迫した結果、痛み・しびれが出てくるのです。

首が痛むのはもちろんですが、腕にも強い痺れが出てきます。症状が強く出てくるのは、夕方やよりも、 朝(睡眠後)に多いようです。首を反らしたときに、痺れが強くなるようなら、 ほぼまちがいなく椎間板ヘルニアと思っていいでしょう。

ヒトは、その構造上、腰痛が起こりやすい生命体です。腰痛のない人もいますが、 そのうち20%は、椎間板ヘルニアとような状態であるといわれます。 脊髄は痛みやすいということですね。なんとなく調子が悪くて、整形外科を受診したところ、 「椎間板ヘルニア」と言われるケースもあります。 「痺れ」という症状が出ない場合もあるので、要注意の病気です。

症状を起す原因とは
椎間板ヘルニアは、長い期間に首を上下にふったりを繰り返すことで起こります。 要は、椎間板に負担がかかる動作を繰り返すことで、発症するということです。 交通事故など、突発性の衝撃によっても発症することもあります。

変形性頚椎症

「変形性頚椎症」とは、首痛や肩こり、背中痛、腕の痛みやシビレといった、局所症状を起こす病気です。 主な原因は頸椎の加齢変化と言われますが、それだけではありません。 首の重さなどによって、頚椎の同じ関節に負担が偏ってしまうことによって、 問題を起こすこともよくあります。

頸椎は7個の椎骨から構成されています。椎骨は、椎間板と椎間関節で連結されています。 椎間板はゼリー状の軟骨。これが年齢とともに水分を無くしていくので、 首を支える力がどんどん弱くなっていきます。中間を支えている部分が減っていくため、 上下の骨が近づいていきます。骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨突出部ができたり、 椎間関節が磨り減ったりするのです。

頚椎とその付近にはたくさんの神経が通ってます。その神経に、骨の棘(トゲ)が触れたり、 はみ出た椎間板が圧迫したりすることで、痺れや痛みなどが起こるのです。

おのおのの椎骨や全体の形状が変化することから「変形性頚椎症」と呼ばれています。 通常は、加齢によって時間をかけて変化していくものです。

症状としては、手や腕に電気が走るような鋭い痺れが出てきます。しびれが強く表れるのは、 首を反らした時。意識してないで動かすと、とたんに傷みが走ります。 男性ならば、アゴ下のひげ剃りで、首を反るときなどが危険です。 また、高いところにあるものを取るときなどは、上を見上げた体勢も、危ないですね。

しびれだけなく、神経を圧迫しているために、感覚の左右差があります。 服のボタンを上手く掛けられないといったような、細かい運動が難しくなるのも特徴です。

原因は?
上に書いたように、加齢による脱水や圧迫が、大元の原因となってます。 基本的には加齢変化ですが、かなり個人差があります。また、主な症状である痛みの由来には、 椎間板や椎間関節のほか、筋肉や靭帯といった、さまざまな組織・部位があげられます。

悪い姿勢によって長時間の首への負担をかけていると、症状が進行していきます。 首を鳴らすクセも負担をかけるので、早めに改善したほうがいいでしょう。

またこれも、交通事故によって首の不安定感がきっかけになることがあります。 事故の衝撃で首の骨が変形することで、症状が出てきます。 事故に遭ったのが若いうちだと、症状が現れないことがあります。 それは、変形に時間がかかるのが理由です。そのときにはなんともなくても、 40歳代以降に症状が出てきたりします。

実は通風?

痛風は、足の親指の付け根におきると思われがちですが、そうではありません。 「通風」にどういったイメージがあるでしょうか?  男性に多く発症。 プリン体の過剰摂取が原因で、特にビールの過剰摂取が引き金に。痛みが現れるのは足の親指の付け根。 そよっとした風の刺激でさえ痛みを感じる。とまぁこんな感じですね。

でも実際は、全身の関節に起こりうる病気なのです。 痛たしかに、足の親指の付け根におきることが多いのですが、 原因となってる尿酸が、体温の低い部分に集まりやすい性質があるからです。 つまり、通風で肩や腕が痛くなることはそれほど珍しくないのです。

痛風は病院で治すしかありませんが、痛みのあるうちは動かないのが鉄則です。 自宅でできる応急措置は2つ。患部を冷やすことと、心臓よりも高い位置に患部をおくこと。 通風の痛みは、関節に尿酸ナトリウムの結晶がたまるのがきっかけ。 それに対して白血球が攻撃を始めたために起きた炎症です。熱を持つので、冷やすのが効果的なのです。

腕が痛む原因は頚椎からきていることがありますが、さらに根元である頭部が減員ということもあります 例えば「後頭神経痛」の場合です。腕が痺れるだけでなく、肩こりや首こり、二の腕や指、もちろん頭痛も。 頭から指先という一連のルートに痛みやシビレがおこるのです。
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